2007/04/25

日本でも浸透が始まったスマートフォン

【神尾寿のアンプラグド】日本でも浸透が始まったスマートフォン | Response.
http://response.jp/issue/2007/0425/article94043_1.html

スマートフォンとは、英Symbian(シンビアン)社のSymbian OSや米Microsoft社のWindows Mobileなどの汎用OSを搭載し、汎用性と拡張性を持った高機能型携帯電話の総称だ。当初はPDAの進化系と位置づけられていたが、現在は小型でモバイルに特化した小型コンピューターと定義されている。その点では“ダウンサイジングされたPC”といってもよい。

◆ウィルコム、ソフトバンク、イー・モバイルが動き出す

だが、昨年後半から、日本のスマートフォンにもゆっくりとではあるが、着実な動きが見られるようになった。
ドコモやauなど大手既存キャリアがスマートフォン分野に消極的な一方で、ウィルコムやソフトバンクモバイル、新規参入キャリアのイー・モバイルなど、業界3位以下のキャリアがスマートフォンを取り入れ始めたのだ。

この分野で最初に動いたのは、PHSキャリアのウィルコムだ。
同社はWindows Mobile 5.0搭載のシャープ製スマートフォン『W-ZERO3』、『W-ZERO3 es』を市場に投入。
同シリーズは販売開始初期に品切れが続出するなど、一定の市場ニーズを獲得した。

今のところW-ZERO3を購入しているのは「8割がリテラシーの高い個人ユーザー」(ウィルコム)という状況であるが、ウィルコムではWindows Mobile搭載の強みをいかして、法人のソリューション市場への展開も狙っている。

また今年4月に開催された「WILLCOM FORUM & EXPO 2007」では、最新のWindows Mobile 6.0搭載のシャープ製スマートフォンが近日中に投入されることがアナウンスされた。

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